主催:長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

佳作

今日と過去を生きるいえ —記憶と蓄積—
加藤聖也(早稲田大学大学院)
川村悠可(東京工業大学大学院)

今日と過去を生きるいえ —記憶と蓄積—  加藤聖也(早稲田大学大学院) 川村悠可(東京工業大学大学院)
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作品コンセプト

街は人々のニーズに呼応しながら絶えず変化し,人・もの・交通が循環し動き続ける.そこで私たちは「街っぽさのある集合住宅」を「居住者のその時々のニーズに応えることで建築自体も変化し続けるもの」と定義し,ライフサイクルの変化に応じて増減改築が可能な「インフラ壁」を軸とした集合住宅を提案する.インフラ壁は増減改築の痕跡を残し,思い出を躯体に刻みながら変化を続ける.また各住戸のファサードに居住者の趣味や生活が溢れ出すことで,季節毎に移り変わるショーウインドのように,模様替え等の短いスパンの変化も街に反映される.このように長期/短期スパンの変化がファサードに反映され共有されることで,集号住宅は街っぽさを帯びてゆく.