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新刊

新建築2016年8月別冊

新建築2016年8月別冊
集合住宅の新しい文法
東日本大震災復興における災害公営住宅
  • NEW
定価: ¥2,000(本体¥1,852)
128頁 297mm x 221mm
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日本の都市の主要な構成要素である「マンション」とよばれる中高層の集合住宅。そのほとんどが、少ないエレベータで多くの住戸を賄い、効率的な面積配分が行える開放廊下で間口の狭い住戸を束ねた片(北)廊下型です。買い手、つくり手、売り手の三方一両得が生み出した片(北)廊下型は、住宅市場というゲームが行きついた優れた発明品とも言えるものです。しかし一方では、環境にあるさまざまな資源を繋ぎつつ、そこに生活を埋め込んでいく実生活における冗長性を無視したものでもあります。
これまで語られることの少なかった片(北)廊下型。その抱える問題が阪神・淡路大震災(1995年1月17日)によって顕在化しました。仮設住宅から片(北)廊下型の災害公営住宅に被災者が転居した後、多くの孤独死が発生したのです。阪神・淡路のこの教訓は、東日本大震災に引き継がれ、建築費の高騰やさまざまな難しい条件の中で、志を持った建築家によっていくつかの優れた環境が生み出されています。これらの建築は、建築作品として空間の美しさを主張する訳ではないし、社会規範としての汎用型にもまだ成り得てない柔らかい存在です。
本書では、東北大学建築空間学研究室(小野田泰明研究室)に執筆・編集協力頂き、そうした建築を収拾し解説を試みることで、従来型の供給手法を超えた、新たな住まいづくりの萌芽を見出します。

Feature

001
主旨
002
目次

004
第一部 集合住宅の歴史と災害復興


006
1章 集合住宅の歴史

008
近代以降の集合住宅
012
復興における災害公営住宅の役割
014
ストックとしての復興住宅──同潤会を軸に:大月敏雄
016
阪神から東日本へ──住宅復興の挑戦:平山洋介

018
2章 東日本大震災復興における住宅再建

020
被害と住宅再建
024
復興・住宅再建事業
026
復興のタイムライン

028
第二部 東日本大震災からの地域の再生と災害公営住宅


030
1章 コミュニティを手がかりとした復興

032
岩沼市の災害公営住宅整備
034
岩沼市玉浦西災害公営住宅
036
七ヶ浜町の災害公営住宅整備
038
七ヶ浜町松ヶ浜災害公営住宅
040
七ヶ浜町地区避難所
042
個別解としての防災集団移転と復興のランドスケープ:宮城俊作
044
浜の災害公営住宅
045
釜石市:浜の公営住宅群
046
釜石市箱崎白浜復興住宅
048
釜石市唐丹片岸復興住宅
049
釜石市尾崎白浜復興住宅
050
釜石市小白浜復興住宅
052
アーキエイドの取り組み
053
石巻市営鮎川南復興住宅
054
田野畑村災害公営住宅
056
相馬市災害市営住宅「井戸端長屋」
058
南三陸町 町営志津川東復興住宅

060
2章 発注・生産と新しい地域

062
石巻市の災害公営住宅整備
064
石巻中心市街地の再生──中央三丁目1番地区再開発ビル/石巻市営新渡波東復興住宅
066
石巻市営栄田・黄金浜第三・浜松町復興住宅
068
釜石市の災害公営住宅整備
070
かまいし未来のまちプロジェクト
072
釜石のまちの変容──これまでとこれから
074
釜石東部地区の再生と災害公営住宅
076
建築プロジェクトと戦略的な事業区域設定が牽引する釜石東部地区の復興:遠藤新
078
住宅買い取り方式に応える工業生産技術

080
3章 新しい住宅の文法──リビングアクセス

082
東日本大震災災害公営住宅の構成──「プラン」と「地域」
084
リビングアクセスの登場と展開
086
釜石市大町復興住宅1号
090
大町復興住宅1号の住まい方
092
釜石市天神復興住宅
094
釜石市只越復興住宅1号
096
住環境を手当てするコミュニティの形成
098
石巻市営新立野第一・第二復興住宅
102
石巻の再生に向けて 対談:亀山紘石巻市長×阿部仁史
106
七ヶ浜町菖蒲田浜災害公営住宅
110
菖蒲田浜災害公営住宅の住まい方
112
七ヶ浜町代ヶ崎浜災害公営住宅
114
七ヶ浜町花渕浜災害公営住宅
116
リビングアクセスの可能性:厳爽

118
縮退時代の住まいのあり方:祐成保志
120
復興で、出来たもの、出来なかったこと
122
データシート

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