主催:長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

 

優秀賞

“穴”がつくる街という建築
塚越亮介 村山周平(早稲田大学大学院)

“穴”がつくる街という建築  塚越亮介 村山周平(早稲田大学大学院)
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作品コンセプト

街を歩いている時,小道に入ると小さな“穴”の中に入っていくように感じる.またその“穴”はひとつの街ともうひとつの街を繋ぐどちらでもない場所である.街はそのようなどちらでもない場所によって途切れなく繋がっているものではないか.場所と場所,ものとものを結ぶ“穴”の中で生活することを考える.本計画では“穴”を場所と場所を繋ぐものとして捉え,敷地内部と外部環境を関係づける装置として設えた.コンクリートの“穴”は周りのスケールを考慮し,敷地の内側に行くにつれてスケールを小さくしていった.木造の“穴”は外部の機能や用途を考慮して人と人を繋ぐコミュニケーションの装置として設えた.これらの“穴”を通して様々な環境の中を横断していく.