主催:長谷工コーポレーション  後援:株式会社 新建築社

空き家とつながる集合住宅

集合住宅が建つ時,周囲に空き家があることが多々見られるようになってきました.
また,古い集合住宅に空き家が生じることもあります.
現代の都市ではそうした開発と縮退がまだら状に起きています
このような状況は,住まいやコミュニティを考える上で,
実はポジティブに利用できるのではないでしょうか.
空き家を活用することで,集合住宅の活動を街中ににじみ出させたり,
空き家を組み替えることで,集合住宅のあり方そのものを更新できるかもしれません.
たとえば空き家のスペースを,介護や子育てのために活用する事例も出始めています.
その場合,同時に,集合住宅がコミュニティのエンジンになり,
空き家の活用が進むような状況も考えられるかと思います.
こうした状況で生まれるのは,これまでの敷地内の開発とは違う,他者を巻き込む関係です.
集合住宅が都市や自然の一部であるという前提もそこでは考えられるかもしれません.
課題は,周囲の住宅地に空き家が点在している場所に建つ,
30戸(容積率150%)の集合住宅です.空き家は応募者が適宜設定し,
集合住宅と共に設計してください.集合住宅と空き家をつなぐ新しい提案を期待します.

饗庭伸『都市をたたむ』(花伝社)など参照

 

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