主催:南三陸町  後援:株式会社新建築社

最新情報

2015年9月1日
2次審査結果発表ページを公開しました。
審査講評を公開しました。
2015年6月25日
1次審査結果発表ページを公開しました。
公開2次審査観覧希望者募集を開始しました。
2015年6月9日
登録の受け付けを終了しました。
2015年3月5日
登録の受け付けを開始しました。
2015年3月2日
ホームページをオープンしました。
応募登録の受け付けを開始しました。
RSSRSS配信

 

志津川湾に面した宮城県南三陸町志津川地区。
三陸沿岸らしいリアス式海岸の風景が広がるこの地区は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴う津波で壊滅的な被害を受けました。
現在、隈研吾建築都市設計事務所による「襞をもったまち」「ウォーカブルなまち」をテーマとしたグランドデザインをベースとして、この津波被害からの復興途上にあります。
地区の中心を流れる八幡川の両岸、観光業、商業、水産業等の「なりわい」を行うエリア(左岸)と復興祈念公園やネイチャーセンター等の緑が広がるエリア(右岸)は橋で結ばれ、まちを形成しています。
この両岸を結ぶ橋のうち、河口付近にかかる人道橋が今回のコンペの対象です。
周囲の景観に配慮し、街全体に回遊性を発生させる、復興の橋を提案して下さい。
最優秀賞案は、そのアイデアをもとに実現の可能性があります。奮って御参加下さい。

隈研吾 審査委員長からのメッセージ
ドイツの哲学者 マルティン・ハイデガーは、1951年に行った「人間と空間」についての講演において、「橋」を天と地、死せる者と神的なるものをつなぐ空間として定義しました。日本の神社仏閣、あるいは庭園においても、「橋」は俗世と神聖な空間をつなぐ存在として扱われています。今回の復興の橋も、八幡川の両岸を結ぶというだけでなく、南三陸町の過去、現在、未来をつなぐ存在になると思います。
東北の各地は今、東日本大震災からの復興途上にあります。
未曾有の被害からの復興を通して、これからの三陸はどのようにあるべきか、あるいはこれからの都市はどうあるべきか、土木、建築のデザイナーはその答えを問われています。
そういった回答のひとつとなるような、土木、建築の枠にとらわれない、南三陸町の新しい風景を形作る橋の提案に期待しています。