垣と小屋に囲まれたいえ 田村裕希 松岡聡(一級建築士事務所松岡聡田村裕希)
隣地境界から両側にセットバックして低い垣を設け、垣のあいだの空間をふたつの家族のための路地とする。ここで「小屋」と呼ぶ、突き出した下屋の部分は、庭と、その向こうの路地につながっている。路地によって「小屋」は独立した家のように使われる。土地の所有は変えずに利用のしくみを建築化して、分譲住宅の住まい方に自由を付加したいと考えた。