佳作
2.6kmの思い出
澤伸彦 越後海(横浜国立大学大学院)
作品コンセプト
過疎化によって廃線になってしまった宮城県栗駒市のローカル鉄道に人が住まうことによって、維持管理し後世にまちの記憶として伝えていく集合住宅を構想した.敷地は栗駒駅と隣駅である鳥矢崎駅から栗田原駅までの2.6km.既存の駅舎に新たな地元の木材を使用した構造体を挿入する.新しい構造体は線路と混じり合い、人々は線路を共有し、ガーデニングをしたり、栽培した野菜を料理したり、線路は公園となり町にひろがっていく.線路沿いに人々の活動が生まれ、地域全体に線路を共有していく風景が広がっていく.長い間、町を支えてきた線路と駅が新しい形で再び町を支える役割を担うようになる.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞 1点/賞金100万円(税込)
- 優秀賞 3点/賞金50万円(税込)
- 佳作10点/賞金各10万円(税込)