結果発表
2016年も「分煙空間」をテーマに開催されたSMOKERS' STYLE COMPETITION.2016年7月22日に行われたプロポーザル部門1次審査で197点(登録394件)の応募案から選出された8組が,去る2016年9月7日,JTアートホールアフィニスにてプレゼンテーションを行いました.その後2次審査を行い,下記のように各賞を決定しました.また,8点(登録22件)の応募をいただいた作品例部門についても,7月22日の審査により各賞*が決定しています.
プロポーザル部門
- 最優秀賞(1点) 賞金 200万円
- 田中翔太 額田奈菜子 内藤佑(京都工芸繊維大学大学院)
- 優秀賞(1点) 賞金 50万円
- 後藤充裕(mitsuhiro gotoh architects)
- 佳作(6点) 賞金 各5万円
- 杉拓磨(早稲田大学芸術学校)
- 阿曽弘佳(工学院大学)
- 鈴木隆介 森友宏(2F5)
- 冨谷亮介 大沼美朝子(東京都市大学大学院)
- 酒谷粋将(東京大学大学院) 鈴江悠子(オンデザインパートナーズ)
- 西川悠(フリーランス) 西川拓(西川拓建築設計事務所)
作品例部門
- 優秀賞(3点) 賞金 各50万円
- JPタワー名古屋
- 神宮司高久 長池正純(日本設計)
- オアーゼ芝浦
- 内藤純 大旗祐(清水建設)
- 斎藤信吾(早稲田大学古谷誠章研究室)
- 内田亜理紗 渡邊めぐみ 冨永識 深浦将太
(早稲田大学古谷誠章研究室OB)
- アウル東京支店
- 相坂研介(相坂研介設計アトリエ)
*審査委員の協議により賞の構成が応募要項時より変更になりました。
主催者メッセージ
日本たばこ産業株式会社 代表取締役副社長 岩井睦雄
2016年は,プロポーザル部門において「都心の緑の中,思わず立ち止まりたくなる分煙空間」をテーマに,東京都心の大規模開発により創出された外部緑化空間を敷地とし,たばこを吸われる方と吸われない方との共存に向けたアイデアを募集させていただきました(応募要項本誌1603掲載).
2012年にも「オフィス街の屋外広場──たばこを吸われる方と吸われない方が共に集う憩いの場」をテーマにアイデアを募集致しましたが,今回も屋外のパブリックスペースにおける分煙をテーマとして,具現化も視野に入れながらの募集となり,全国から197点ものアイデアをいただくことができました.
優れた分煙の施工事例を示していただいた作品例部門も含め,建築・デザイン等に関わる多くの方に取り組んでいただけたことに感謝申し上げます.今回皆様からいただいた分煙に対するアイデア,そして建築・デザインに対する熱い想いをしっかりと受け止め,私共JTはたばこを吸われる方,吸われない方が,協調して共存できる社会の実現に向けた活動を,今後も実施していきたいと考えております.
SMOKERS' STYLE COMPETITION 2016 TROPHY
デザインコンセプト
8mm厚のアルミの表面を鏡面仕上げした球体状のトロフィーです.今はピカピカですが,だんだん白っぽい鏡面に変わってきます.置物や花瓶として使ってもらえたらと思っていますが,丸くて転がってしまうので,それぞれに石を置いて止めたり,置き方は自由です.
大きさ:直径400ミリφの球体
(妹島和世)