最優秀賞
市川 雅也(立命館大学)
遠藤 郁(京都工芸繊維大学)
ゴミ、メグル、マチ
ゴミはいらないものとして生活から切り離され,郊外の焼却場にて消えていきます.ゴミは出た時点で,生活から切り離され行方も気にされない存在になることに疑問を持ちました.ゴミは生活している証であり,誰もに共通するものでもあります.ゴミの考え方と存在意識を変えるまちの提案は,「つながり」に転換できると考えました.
この提案は津波の被害を受け高所移転計画がされている地域を計画しています.一度つながりが消え,これから残った人で一から作られる町.高所移転でできる10~20棟による町のコミュニティ形態を変えていきます.
提案として,ひとつに固められたゴミの収集所を解体し,町の中にモノの種類によって収集所や焼却炉を点在させます.人は出すモノによって町中を動きます.一番ゴミの集まる燃えるゴミと人の集まる公民館,その熱を使う銭湯,ペットボトルと災害用水,食料のストック倉庫,生ごみと植林場,肥料精製所,いらなくなったモノとモノで賑わう市場など.ゴミと人とまちがリンクしはじめます.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞/1点 1,000,000円
- 優秀賞/2点 各300,000円
- NTTファシリティーズ特別賞/1点 100,000円
- 佳作/8点 各100,000円