佳作
佐藤 建(立命館大学)
ジャンクヤード ミュージアム
使わなくなった「モノ」を預かり,それらを展示品とすることで成り立つ博物館.家具や楽器・レコードや本・写真など,集める「モノ」のジャンルは問わないが,すべて持ち主が捨てるに捨てられない想い出の品ばかりである.システムとしては,持ち主がジャンクヤードミュージアムに預けたときに,持主側へインセンティブが支払われる.金銭的メリットによって,想い出の品は難波に集まり展示品が充実し,たくさんの観光客や周辺住民がここを訪れ,預けられた「モノ」を見たり手に取ったり使ってみたりすることで楽しむことができる.そこで発生した見物料や使用料と,新設部分のテナント料で収支のバランスをとる.コンバージョンによって都市建築を利活用し,「古いものは古いままでいい」というジャンクヤードミュージアムによって消費社会著しい現代への意思表示とする.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞/1点 1,000,000円
- 優秀賞/2点 各300,000円
- NTTファシリティーズ特別賞/1点 100,000円
- 佳作/8点 各100,000円