佳作
松田 勇輝 太田 翔(京都工芸繊維大学大学院)
波紋する生活の舞台
かつてから「水」は地域のコミュニティに大きく関係していた.井戸や,池や,湖や,川などでは,井戸端会議,漁,水浴び,などの人の生活が営まれ,人びとの縁が育まれてきた.私たちはその中のひとつ,「ため池」に着目した.ため池上に木で組まれた「いかだのリング」を浮かべることで,人々の行為を池に浮かべ,それらは常に移動することで流動的な町との関係を形成していく.ため池の水位は人々の生活と密接に関係し連動している.「いかだのリング」によるコミュニティスペースの形はため池の水位を介して人々の生活の推移と共に日々少しずつ変化していく.地域の様々な行為を受け入れるランドスケープであり,環境に対して柔らかく存在するリング状の建築.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞/1点 1,000,000円
- 優秀賞/2点 各300,000円
- NTTファシリティーズ特別賞/1点 100,000円
- 佳作/8点 各100,000円