佳作
番屋 陽平 平野 悠哉 矢野 卓馬
丹下 幸太 小笠原 隼 矢板 悟(日本大学大学院)
未来へつなげる過去の堀
私たちは昔,人と人とのつながりの大切な場所であった堀を掘り起こし,堀を中心としたまちを再考する事で「未来の街」福山を描きます.かつて物資の運搬のための運河は,舟運と遊歩道としてモノからコトを運ぶ運河として再生します.現在の交通インフラと堀が交じりあう場所にまちのターミナルを計画し,過去と現在のつながりを生み出します.住宅街と堀が交わる場所は地域住民が使う共用キッチンを,駅前広場と堀が交わる場所は屋外イベントスペースと船着き場,美術館とお堀と交わる場所は堀の空間をリノベーションした美術館へと変わります.つながりのなかった駅,美術館,オフィス,飲食店,商業施設,神社,住宅地,バスロータリーなどの点としての場所を近代的なゾーニングと江戸時代の城を中心としたゾーニングとが交わることで縁としてのつながりを生み出し,未来への風景をつくります.
(応募案より抜粋)
各賞一覧
- 最優秀賞/1点 1,000,000円
- 優秀賞/2点 各300,000円
- NTTファシリティーズ特別賞/1点 100,000円
- 佳作/8点 各100,000円